今回は、コロナ禍で急速に増加しているフードデリバリーやテイクアウトなど、
通常の提供方法とは異なる方法で食品を提供する際の、HACCPにおける「衛生管理計画」の作成方法をご紹介したいと思います。
次の2つのステップで考えてみると、作成しやすいと思います。
まずは、今までのこのメルマガの内容などを参考に、通常の飲食店等における
衛生管理計画(一般的衛生管理、重要管理)を作成します。
その上で、下記の提供スタイルごとの衛生面の注意点(危害要因)を追加します。
下記に一例を示します。
〇衛生管理計画の一例:1.フードデリバリー・・・ 通常の一般的衛生管理に下記項目を追加
〇衛生管理計画の一例:6.焼肉・・・ 通常の重要管理に下記項目を追加
〇衛生管理計画の一例:7.食べ残しの持ち帰り・・通常の一般的衛生管理に下記項目を追加
※一般的衛生管理か重要管理かという選択は、衛生リスクの大きさや発生頻度などに基づき事業者が決めます。
料理の提供方法には、さまざまなスタイルがあり、またそれぞれに衛生面で注意すべき点をHACCPの「衛生管理計画」に追加して管理する必要があることはおわかりになったと思います。